*BitMEXは、金融庁の法律改正をうけ、2020年5月1日を持って日本居住者へのサービス提供をストップしました。
暗号資産(仮想通貨)FXには「MEX」という取引所が良いらしいけど、どんな取引所なんだろう?
そうお考えではないですか?
そんなあなたのために、この記事ではMEXの特徴と、具体的な使い方を解説します!
目次
MEX(BitMEX)の特徴
MEXは、正しくはBitMEX(ビットメックス)という海外の暗号資産(仮想通貨)取引所です。
FXに特化した取引所として多くのトレーダーに親しまれ、MEX(メックス)の愛称がついています。
世界一の取引高を誇るMEXを使いこなすことができれば、暗号資産(仮想通貨)で得するチャンスをひろげることができます!
それではさっそくMEXの特徴を見てみましょう!
サービス内容一覧表
取り扱い通貨 | BTC(XBT/USD) ETH(ETH/XBT) XRP(XRP/XBT) BCH(BCH/XBT) LTC(LTC/XBT) ADA(ADA/XBT) TRX(TRX/XBT) |
取引の種類 | デリバティブ取引 |
入出金手数料 | 無料 |
取引手数料 | -0.050%~0.075% |
レバレッジ | 最大100倍 |
MEXではビットコインが「BTC」ではなく「XBT」と表記されます。
最大100倍のレバレッジ取引が可能
<各取引所のビットコイン最大レバレッジ倍率>
取引所 | 最大レバレッジ倍率 |
---|---|
BitMEX | 100倍 |
bitFlyer | 4倍 |
DMMビットコイン | 4倍 |
GMOコイン | 4倍 |
Poloniex | 2.5倍 |
MEXの最大の特徴は、最大100倍のレバレッジ取引ができることです!
国内では金融庁の規制により最大でも25倍のレバレッジ取引しかできませんが、MEXは香港の取引所であるため金融庁の規制対象外であり100倍のレバレッジ取引をすることができます!
レバレッジ倍率が低いと得られる利益に限界がありますが、レバレッジが100倍であれば小さな値動きでも大きな利益をあげることができます!
一方で、ロスカットが早くなり小さな価格変動でも大損してしまうリスクも発生します。
追証がないので借金が発生しない
通常の取引所ではサーバーのエラーなどでロスカットが遅れ証拠金を超える損失が生まれた際には、損失を補填する追加保証金が借金として請求されます。
例えばbiFlyerでは証拠金の50%未満になった時点で強制的にロスカットが起きるはずでしたが、ロスカットが正しく機能せず450万円の借金が生まれてしまうような事例もあります。
その点MEXでは損失がでた場合でも追証が発生しないため、元手がゼロのなることはあっても借金が発生することはありません!
MEXの公式ホームページにおいても借金が発生しないことが明言されているので、高いレバレッジ倍率でも安心して取引することができます。
Q 破産する可能性はありますか? A いいえ。弊社の証拠金・清算プロセスは、BitMEX でのトレーダーの証拠金残高がゼロ未満になるのを確実に回避するように、巧妙に設計されています。
Source: BitMEX公式ホームページ
本人確認が必要ない
国内の取引所では、規制によりパスポート写真の提出など本人確認が必要です。本人確認書類の提出後も審査などにより実際に取引ができるようになるまで数日かかる場合も多いです。
MEXでは本人確認書類の提出が必要なく、メールアドレスの登録だけですぐに取引を行うことができます。そのため取引を開始するまで約1分しかからず利便性がとても高い特徴を持ちます!
テストネットでデモトレードができる
FXは利益が大きくなる分損失も大きくなるため、チャートが読めない初心者にとってはなかなか挑戦しづらいものです。またMEXは機能が多い分、操作が複雑であるため操作ミスも起きやすい仕様になっています。
そこでMEXでは実際のお金ではなくデモトレードができるテストネットを公開しています。
実際にお金を動かす前に暗号資産(仮想通貨)FXがどのようなものかを体験することができるのです。
テストネットでは0.01BTCを元手にデモトレードを開始します。
なおテストネットの価格はメインネットに対応していないので取引量もかなりすくなくあてになりません。チャートを読む練習などには適さないので、あくまで注文の出す方法を練習したり、APIが正しく機能するかなどを試す際に使いましょう。
テストネットはこちらから。
MEX(BitMEX)の注意点
日本円の入金ができない
MEXは海外の取引所であるため日本円の入金ができません。
そのためMEXで取引を行うには、必ず国内でビットコインを購入しMEXに送金する必要があります。
暗号資産(仮想通貨)や海外取引所に慣れていない初心者にとっては、暗号資産(仮想通貨)の送金は少々不便に感じるかもしれません。
MEXへのビットコインの送金は、GMOコインがおすすめです。
ビットコインの取引手数料も送金手数料も無料であるため、手数料がかかることなく送金を行うことができます。また上場企業であるGMOグループが運営する取引所であるため、操作ミスなどにも迅速に対応してもらえます!
GMOクリック証券でも有名なGMOグループが暗号資産(仮想通貨)取引所を開設したということで、みなさんも高い前評判は聞いたことがあるかもしれません。その実態は?設立当初のウリは現在どうなっているのでしょうか?
現物取引はできない
MEXはFXに特化した取引所です。
FXでは暗号資産(仮想通貨)を購入した・売却したと「仮定」して取引をするため、現物の暗号資産(仮想通貨)と法定通貨がやりとりされることはありません。
証拠金としてビットコインを使うので、トレード結果によってビットコインの数量が増減します。
現物取引とFXの詳しい違いはこちらをご覧ください。
暗号資産(仮想通貨)FXとは、暗号資産(仮想通貨)を用いた証拠金取引です。外国為替のFXと同じように、相場が下がっている時でも利益を上げることができます。ただし、暗号資産(仮想通貨)FXはリターンもリスクも莫大な諸刃の剣です。暗号資産(仮想通貨)FXをよく知っておきましょう!
日本語訳の精度がイマイチ
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所の中では珍しく、MEXのホームページやスマホアプリは日本語に対応しています。
とはいうものの、日本語訳の質は低くところどころなにが言いたいのかわからない箇所があります。
上のスクリーンショットを見るとわかるように、MEX特有の固有名詞が多いということもありますが、何が言いたいのかわからない箇所が大半ですね。
「日本語に対応しているし全く問題なさそう!」と思っているとどこかで行き詰まったり、よくわからないまま操作ミスをしてしまう危険性があるので気をつけましょう。
スマホアプリがない
MEXはApp StoreやGoogle Play等にスマホアプリを公開していません。
しかしショートカットをホーム画面に追加することで、アプリのようにMEXで取引することができます。
MEX(BitMEX)の登録方法
MEXの口座開設手順はこれだけ!
- メールアドレスとパスワードを設定する
- 送られてくるメールのリンクをクリックする
MEXは本人確認が不要であるためメールアドレスの登録だけで口座開設することができます。
登録料・維持費はともに無料で登録は1分で終わります。
さらに以下のリンクからMEXに登録すると6ヶ月のあいだ手数料が10%オフになります!
メールアドレスとパスワードを設定する
MEXの登録ページからMEXに登録するメールアドレスとログインパスワードを設定します。
メールアドレスは他の取引所との併用では無く、ハッキングリスクを低減させるためにもMEX専用のメールアドレスを作り、それを登録したほうが良いでしょう。
名前は必須ではありませんが、2段階認証端末が使えなくなってしまった場合に使うため登録しておいたほうが良いかもしれません。
送られてくるメールのリンクをクリックする
登録ボタンをクリックすると、登録したメールアドレス宛に確認メールが届くので、メールを検証をクリックすれば登録は完了です。
MEX(BitMEX)の2段階認証設定方法
MEXでは2段階認証をおこなわずとも取引を開始することは可能ですが、セキュリティの向上には必須なので必ず行うようにしましょう!
2段階認証の必要性などについてはこちらの記事をご覧ください。
暗号資産(仮想通貨)投資では、なぜ2FA(2段階認証)が必須なのでしょうか? 2FAで面倒な経験をしたCoinPartnerが、必須な理由と、2FAを設定しただけで安心してはいけない理由などを、どこよりも丁寧に解説します!!
それで2段階認証の手順を説明します。
まずMEXにログインします。
右上のメールアドレスの欄をクリックし「アカウントとセキュリティ」を選択します。
次に「2段階認証を有効化」の欄から2段階認証アプリを選択します。
海外投資エージェントではGoogleAuthenicatorをおすすめしています。
スマホのGoogle Autenicatorのアプリで表示されるQRコードを読み取ります。
スマホにGoogle Authenicatorが入っていない場合はこちらからダウンロードしてください。
表示される6桁のワンタイムパスワードを入力し「送信」をクリックすると2段階認証は完了です。
なおワンタイムパスワードは30秒ごとに変化するので注意してください。
MEX(BitMEX)の入出金方法
MEXの入金方法
MEXは海外の取引所であるため日本円の入金ができないので、ビットコインを証拠金として入金します。
そのためMEXで取引をするには、国内の取引所でビットコインを購入しMEXに送金する必要があります。
国内取引所でビットコイン(BTC)を購入する
MEXへのビットコインの送金は、GMOコインがおすすめです。
ビットコインの取引手数料も送金手数料も無料であるため、手数料無料で送金を行うことができます。
また上場企業であるGMOグループが運営する取引所であるため、操作ミスなどにも迅速に対応してもらえます。
今なら口座開設だけで20,000satoshi(約1500円相当)分のビットコインが無料でもらえます!
国内取引所での詳しいビットコインの購入方法はこちらをご覧ください。
暗号資産(仮想通貨)ブームに乗っかりたいけどビットコインの購入方法がわからない…そんなあなたのためにビットコイン取引に必要な最低限の知識やメリット・デメリットを解説し、入金方法と購入方法を教えます!さっそく暗号資産(仮想通貨)取引を始めてみよう!
MEXにビットコインを送金する
国内取引所でビットコインを購入したらMEXにビットコインを送金しましょう。
まずMEXにログインし、上欄の「アカウント」をクリックします。
入金をクリックします。
記載されているビットコインアドレスをコピーします。
続いてGMOコインのマイページにログインします。
左欄の「入出金」をクリックし「暗号資産(仮想通貨)」を選択します。
初めて送金する場合は、新しい宛先を追加しなければなりません。
「新しい宛先を追加する」をクリックすると以下の画面が出ます。
ここに先ほどコピーしたMEXのアドレスを入力しましょう。
次にMEXに送金するBTCの数量を入力しましょう。
MEXの最小入金額は0.0001XBT(約100円)なので、総金額は0.0001BTC以上に設定しましょう。
あとはビットコインアドレスと送金額と手数料を確認し、「ビットコインを外部アドレスに送付する」をクリックすれば送金完了です。
ビットコインアドレスを間違えて入力した場合には資産が消失してしまうので、間違いがないか必ず確認するようにしましょう。
入金の反映は比較的早くおよそ数分で反映される場合が多いです。
MEXの出金方法
MEXへの入金がビットコインのみであるのと同様に、出金もビットコインのみとなっています。
毎日、日本時間22時に一括して出金される仕組みとなっているため、22時までに出金の申請ができなかった場合は、翌日の22時まで出金手続きを待つ必要があります。
まずは画面上のアカウントもしくは残高が表示されているタブをクリックしましょう。クリックするとこのような画面となるので出金をクリックします。
GMOコインにログインして自身のビットコインアドレスをコピーします。
宛先アドレスにペーストしましょう。
金額には出金したいビットコイン数を記入し、2段階認証コードを打ち込んで、下部の送信するボタンを押しましょう。
ここで、ビットコインネットワーク料金とは出金手数料のことですが、この料金はブロックチェーンの混雑状況によって変動するため、きちんと確認しておくとお得に送金することができることがあります。
出金申請をすると、MEXからメールが届くので、Confirm Withdrawalをクリックすれば申請は完了です。
30分以内にクリックしないと出金申請がキャンセルになってしまうので注意しましょう。
MEX(BitMEX)の基本的な使い方
MEXは取引画面は一見ごちゃごちゃしていて分かりづらいですが、どこで何ができるかが分かってしまえば、取引や使い方自体は難しくありません。
画像に振った番号順に解説していきます。
①取引注文画面(Place Order)
ここで指値注文や成行注文、ストップ注文の各種注文を出すことができます。よく使う基本的な注文方法についてまとめました。
指値注文(メイカー)
オーダーブックに、自分が購入または売却したい数量と価格の注文を出し約定を待つ注文方法です。
例えばBTC/USDが$6000になったら$3000分のBTCを購入したい場合($6000で0.5BTC購入したい場合)は数量に3000、指値に6000と入力し、買い/ロングボタンを押して注文を出しておけば、BTCが$6000まで下がった時に注文が約定します。
売却したいときも同様にして注文を出すことができます。
成行注文(テイカー)
既にオーダーブックにある他の人が出している注文から取引を成立させる注文方法です。
既に板に出されている注文の中で、現在のBTCの価格から最も近い価格の注文から約定していくため、価格の指定はできず、数量のみの指定となり、即座に約定します。
ストップ注文
ある価格をトリガーとし、その価格を上回ったらまたは下回ったら成行または指値注文を自動で出す注文方法です。
ストップ成行注文とストップ指値注文がありますが、トリガーとなる価格を別途設定する必要があるだけで、基本的な注文の出し方は成行注文、指値注文と変わりません。
例えば$6600でショートポジションを持った後、$6650をトリガーとしたストップ成行買い注文を出しておくことで、$6650まで上昇してしまった時でも自動的に損切することができます。
②レバレッジ変更画面(Your Position)
スライダーを左右に移動させることでレバレッジ倍率を変更することができます。
デフォルトではクロスマージン(×100倍)に設定されており、1倍から100倍まで自由に設定することが可能です。
また、持っているポジションのレバレッジを後から変えることも可能になっているのも特徴的です。
③取引詳細画面(Contract Details)
この画面には、取引している通貨ペアの詳細情報が表示されます。
一番上にはそれぞれ現在の取引価格、インデックス価格、マーク価格の3種類の価格が表示されています。
また数時間ごとに発生する資金調達率もこちらに記載されています。
④メニュータブ
このメニュータブからは自身のウォレットや通貨ペアの詳細情報などに飛ぶことができます。
⑤通貨ペア選択画面
レバレッジ取引ができる通貨ペアを選択することができます。
XBT以外の通貨は出来高が少ないことがあるので注意しましょう。
通貨ペアはビットコイン、エイダコイン、ビットコインキャッシュ、イオス、イーサリアム、ライトコイン、リップルの7種類があります。
⑥オーダーブック(Orderbook)
ここでは現在出されている注文を見ることができます。
右上の歯車ボタンで詳細設定ができ、表示する板の厚みやオーダーブックの表示形式を変更したり、ロスカット注文が板に出されたときに通知する設定をすることができます。
⑦チャート(Chart)
ローソク足で価格推移を見ることができます。
TradingViewのチャートを使っており、様々なテクニカルインジケータや描画ツールなどを使うことができます。
赤色で書き込まれているところは非常によく使う機能なので最低限覚えておきましょう!
⑧デプスチャート(Depth Chart)
現在の価格帯付近に出ている売りと買いの注文数量を視覚的に見ることができます。
⑨直近取引履歴(Recent Trader)
直近で成立した約定履歴を見ることができます。
⑩オーダー情報画面
自身の保有ポジション状況や未成立状態の注文、約定履歴、注文履歴などを確認することができます。
- ポジション:現在保有しているポジション状況
- 決済済みポジション:決済が完了したポジションによる実現損益
- アクティブな注文:未成立の指値注文
- ストップ:出しているストップ注文
- 約定:約定履歴
- 注文履歴:成立、未成立問わず全ての注文履歴
ここまで最低限の使い方を解説しましたが、さらに詳しい使い方はこちらの記事を参考にしてください。
BitMEX(ビットメックス)は100倍レバレッジ取引が可能な香港の暗号資産(仮想通貨)取引所です。取引画面や仕組みが少し複雑ですが、登録方法から取引方法などを詳しく解説したこの記事を読めば、使い方をマスターできること間違いなしでしょう!
MEX(BitMEX)まとめ
世界一の取引高を誇る暗号資産(仮想通貨)FX取引所であるMEXについて解説しました。
レバレッジ100倍はリスクが高い一方で、小さな価格変動でも大きな利益を生み出すチャンスにもなります!
ぜひMEXを上手に使いこなして上級トレーダーの一歩を踏み出してください。
MEXのまとめ
- 取引高世界一の暗号資産(仮想通貨)FX取引所
- レバレッジ100倍・追証なし
- 日本円の入金はできない
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